戸建て購入を考え始めたきっかけと思考の変化
「マイホームなんて、まだまだ先の話」
数年前まで、私はそう思っていました。正直なところ、“持ち家”に対して特別な憧れもなく、どこか現実味がなかったのです。
それが今では、戸建て住宅を購入し、自分の家で暮らしています。
今回は、そんな私がどのようにしてマイホーム購入を意識するようになり、どんな思考の変化を経て、購入に踏み切ったのかを記録しておこうと思います。
「このまま賃貸でいいのか?」という違和感
30代も半ばに差し掛かり、家賃を毎月支払い続ける生活に、ふと疑問が湧いてきました。
「このまま何十年も家賃を払い続けて、最終的に手元に何も残らないのか……?」
今住んでいたのは築20年の2LDK賃貸マンション。立地も悪くないし、それなりに快適ではありましたが、家賃は10万円近く。年間で120万円、10年で1200万円…。考えれば考えるほど、家賃が“消えていくお金”だという事実にモヤモヤするようになったのです。
結婚と将来のライフプランを意識するように
そんなタイミングで、結婚が現実的な話として見えてきたことも大きな要因でした。
パートナーと将来について話す中で、「子どもができたらどんな環境で育てたい?」「どこに住む?」という話題が増えていきます。
保育園、学区、公園の有無、交通アクセス…。子どもを持つことを前提に考え始めると、「賃貸よりも、ちゃんとした場所に根を下ろしたい」という気持ちが強くなっていきました。
また、私自身が一軒家で育ったということもあって、無意識のうちに“家庭”=“戸建て”というイメージが刷り込まれていたのかもしれません。
物価高と将来不安が背中を押した
近年の物価上昇や、住宅ローン金利の変動も後押しになりました。
「今のうちに買っておかないと、将来もっと買えなくなるのでは?」
そんな焦りが、私たちの意識を大きく変えました。これまで「持ち家は老後でいい」と思っていたのが、「今だからこそ、買っておいたほうがいいのでは」と考えるようになったのです。
周囲の友人や同僚も、30代で住宅購入を検討し始めた人が増えており、「あの人も家買ったらしいよ」という情報も少しずつプレッシャーに(笑)。
戸建てかマンションか?そして“どこに住むか”の葛藤
最初はマンションも検討していました。利便性が高くて、メンテナンスも比較的ラク。でも、私たちは最終的に戸建てを選びました。
その理由は、以下の3つです。
- 子育てに適した静かな環境を求めていたこと
- 上下階の音を気にせず暮らせる自由さ
- 土地が自分のものになる安心感
マンションの管理費や修繕積立金、駐車場代を見ていくうちに、「これ、ずっと払い続けるのか…」と感じてしまったのも大きかったです。
場所については、通勤に少し時間がかかっても、子どもの生活環境を優先したエリアを選びました。何件も内見に行き、実際にその街を歩いてみることで、「あ、ここなら落ち着いて暮らせそう」と思える場所に出会えたのです。
まとめ:家を買うのは「決断」よりも「納得」
「一生に一度の買い物」と言われるマイホーム購入ですが、私にとっては“人生の選択肢のひとつ”という気持ちで決断しました。
思い返せば、戸建て購入を真剣に考えるようになったのは、些細なきっかけからでした。でも、それがだんだんと積み重なり、「今がその時かもしれない」という思いに変わっていったのです。
購入にはもちろん悩みや不安もつきもの。でも、何より大事なのは「自分たちの納得感」だと実感しています。
今後、家選びの過程や実際に住んでみて分かったことなども、少しずつこのブログでシェアしていけたらと思っています。これから家を買おうか悩んでいる方の、ちょっとした参考になれば嬉しいです。
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