住宅展示場を回って気づいたこと7つ|夢と現実を見極めるヒント
家を買うと決めたら、まず足を運びたくなる場所。
それが「住宅展示場」ですよね。
わが家もご多分に漏れず、家探し初期に週末ごとに展示場を巡っていました。
あのモデルハウスのワクワク感って、なんとも言えない高揚感がありますよね。
でも、何件か回るうちに、夢を見ながらも冷静さが必要だなと気づき始めました。
この記事では、私が住宅展示場を回る中で実際に感じた「気づき」を7つにまとめてご紹介します。
これから展示場に行こうと思っている方の参考になれば幸いです。
1. モデルハウスは“理想の詰め合わせ”、そのまま真似できない
まず初めに感じたのは、モデルハウスはどれも非現実的なほど豪華ということ。
間取りも広く、天井も高く、インテリアも完璧。
当然、モデルハウスは各ハウスメーカーが自社の良さを最大限アピールするショールームのようなものなので、
「現実的な予算」でこのまま建てられるわけではないんですよね。
営業さんも「この仕様はオプションになります」と言うことが多く、
“理想”を見せられて現実に戻る落差にちょっと疲れた日もありました。
2. 展示場でイメージを膨らませすぎると、建売や中古が目に入らなくなる
注文住宅を前提とした住宅展示場に通っていると、
「やっぱり注文住宅がいいな…」と自然と思うようになってきます。
でも私たちは当初、建売や中古も視野に入れていたんです。
展示場の立派な家に慣れてしまうと、建売の現実的な間取りや仕様を見たときに
「物足りない…」と感じてしまうようになってしまっていて、
冷静に比較検討する目が曇ってしまいました。
3. 営業さんは“話しやすい人”を選ぶのが一番大事
展示場に行けば、当然営業さんと話すことになります。
その中で気づいたのは、営業のスキルよりも相性や信頼感がとても大切だということ。
「どこも似たような家」と思っていても、営業さんの印象が良ければ「この会社いいかも」と思えるし、
逆にどんなに素敵な家でも、強引な営業をされると一気に冷めます。
最終的には人と人との付き合いになるので、フィーリングが合う担当者に出会えるかは本当に重要です。
4. 間取りの参考になるヒントがたくさんある
モデルハウスは確かに非現実的に感じる部分もありますが、
「家事動線」や「収納アイデア」、「開放感のあるリビング設計」など、
間取りづくりのヒントが本当にたくさん詰まっていました。
たとえば、回遊型キッチン、リビング階段、2WAY洗面など、
モデルハウスで見たアイデアが、後の間取り打ち合わせで役立った場面も多かったです。
写真を撮ったり、気になる部分をメモしておくと◎。
5. 土地が決まっていなくてもOKだった
「土地を持ってないと住宅展示場に行っちゃダメなのかな?」と思っていましたが、
実際はそんなことはなくて、むしろ土地探しからサポートしてくれるメーカーも多いです。
私たちも土地なしスタートでしたが、展示場で営業さんと話す中で
「希望エリアの候補地を一緒に探しましょう」と言ってもらえたのは心強かったです。
土地→建物ではなく、建物→土地という選び方もあるというのは新しい視点でした。
6. 1社目と2社目で、家に対する価値観が変わっていった
展示場を何社か回るうちに、同じ「4LDKの家」でも会社によって
考え方や設計思想がまったく違うことに気づきました。
たとえば:
- 耐震・断熱など性能重視の会社
- 家事動線や収納を重視する設計重視の会社
- 自然素材・無垢材にこだわる会社 など
比較して初めて「自分が家に何を求めているか」がはっきりしてくるので、
2〜3社以上回ってみることをおすすめします。
7. 疲れるので1日で回るのは2社が限界
住宅展示場は思った以上に疲れます…。
1棟見学するだけでも、1時間以上かかることもザラ。
説明を聞き、間取りを見て、資料をもらって…を繰り返すと、
正直、3件目くらいからは頭に入ってこなくなります(笑)。
私たちも最初は「1日で5〜6棟見よう」と意気込んでいましたが、
結局、1日2社までにして、じっくり話を聞いた方が満足度が高かったです。
まとめ|住宅展示場は“情報収集の場”として活用しよう
住宅展示場は、理想の家のヒントがたくさん詰まった場所です。
ただし、そこにあるのは「現実」ではなく「最高の提案」。
夢を膨らませつつ、冷静な目で「自分たちの暮らしに合うか?」を見極めることが大切です。
そして何より、回るうちに自分たちが「家に何を求めているか」が少しずつ明確になっていきます。
展示場をうまく活用して、理想の住まいを見つけていきましょう。
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