モデルハウスでテンションが上がりすぎた私の失敗談|浮かれすぎ注意!
家探しの中でも、いちばんワクワクした瞬間ってなんだったかな…と振り返ると、やっぱり初めてモデルハウスに足を踏み入れた日です。
キラキラした内装、素敵なインテリア、広々とした間取りに、もうテンションは最高潮。
「え、なにここホテル…!?」「こんなキッチン最高すぎる!」
玄関入って5分で完全に舞い上がっていた私。
でも、後から冷静に考えると、浮かれすぎて完全に失敗したな…と反省することがたくさんありました。
今回は、そんな私の「モデルハウスでの失敗談」を赤裸々に語りながら、同じように家探しをしている人への“気をつけポイント”を共有します。
モデルハウスの魔力にやられた日
家探しを本格的に始めてすぐ、週末に夫と住宅展示場へ行くことに。
何となく立ち寄ったモデルハウスが、これまた豪華な作りで。
玄関から吹き抜け、アイランドキッチン、回遊動線、ウォークインクローゼット、天井高3m…。
「えっ、これ全部込みでこの価格?お得じゃない!?」と心の中でガッツポーズ。
営業さんの「今日気に入っていただければ、仮予約もできますよ」という一言で、
「もうここに住みたい!」と即答しそうになってしまいました。
…でも、そこからが失敗の始まりでした。
【失敗1】モデルハウス=“標準仕様”じゃなかった!
後日、冷静になってパンフレットを読み直してみると、
あのキラキラ仕様のほとんどがオプションだったことに気づきました。
・アイランドキッチン → +80万円
・吹き抜け天井 → +100万円
・床暖房 → +70万円
・造作収納棚 → +50万円
などなど、合計でなんと500万円以上のオプションが含まれていたんです。
「このモデルハウスと同じ家にするなら、全然“お得”じゃない!」と驚愕。
テンションが上がりすぎたせいで、標準仕様とオプションの区別をまったく確認していなかったことが、大きな反省点でした。
【失敗2】冷静な比較ができなくなっていた
モデルハウスの“非日常感”に惹かれすぎて、他の物件がかすんで見えるようになってしまいました。
それまでリストアップしていた建売住宅や中古物件も、なんだか急に地味に見えてしまって…。
「もうここしかないんじゃない?」と夫にしつこく言ってしまったのですが、
彼は冷静に、「ちょっと落ち着こう。生活感が見えないからこそ魅力的に見えてるだけだよ」と一言。
今思えば本当にその通りで、モデルハウスって“理想の暮らし”を魅せるために作られているんですよね。
等身大の自分たちの生活と照らし合わせる視点が、完全に抜け落ちていました。
【失敗3】生活動線を見落としていた
後日、別の見学で同じ会社の“リアルな建売物件”を見たとき、モデルハウスとのギャップに驚きました。
モデルハウスでは気づかなかったのですが、実際の家では、
- 階段の位置がリビングの奥にあって、2階へのアクセスが不便
- トイレが玄関に近すぎて気になる
- 洗濯機から干し場までの動線が悪い
など、細かな“使い勝手の悪さ”が目立ちました。
要するに、生活のイメージをせずに雰囲気だけで浮かれていたんですよね。
キッチンが美しくても、そこで実際に料理してる自分の姿を想像しなければ意味がない。
「毎日の暮らしを支える動線」こそ大事なのに、それに気づけたのはずいぶん後でした。
その失敗をどう活かしたか?
あのモデルハウスの浮かれ体験から学んで、私は次のような行動に切り替えました。
- モデルハウスを見るときは、“どこがオプションか”を確認する
- 「この間取りで自分たちはどう暮らす?」を常にイメージする
- 他の物件とも必ず比較して冷静な判断をする
すると、次に見学した物件では、家事動線の良さや、必要な収納の場所、周辺環境の静かさなど、
実際の“住み心地”に意識を向けられるようになりました。
結果的に、その後出会った建売住宅に即決。モデルハウスほどの華やかさはありませんでしたが、
自分たちの暮らしにしっくりくる、納得の選択ができました。
まとめ|テンションも大事。でも“冷静さ”はもっと大事!
モデルハウスに行くと、どうしても気分が高揚します。
夢が広がって、「こんな家に住みたい!」と前のめりになる気持ちはよくわかります。
でも、そこで一歩立ち止まって、
- その設備、本当に必要?
- 間取り、生活に合ってる?
- 標準とオプションの違いは?
という視点を持てるかどうかで、後悔しない家選びができるかが決まります。
テンションが上がるのは悪いことじゃない。
でも、冷静さを持って、それを“夢で終わらせない”工夫が必要なんだと、私はあの失敗から学びました。
これからモデルハウスに行く人には、ぜひ「浮かれすぎ注意!」を合言葉にしてほしいです(笑)
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