新築?中古?建売?注文住宅?迷いに迷った家選びの第一歩【体験談】
「マイホームを買いたい」と思ったとき、まず最初に立ちはだかったのがこの選択肢の数々。
そう、新築 or 中古?建売 or 注文住宅?
不動産の世界に足を踏み入れたばかりの私たちには、どれが正解かなんて全くわからず、ネットで調べるほど混乱していく毎日でした。
この記事では、私たちがどんな思考の流れで家の種類を絞っていったのか、その過程をリアルに綴っていきます。家探しを始めたばかりの方の参考になれば嬉しいです。
そもそも、どんな選択肢があるのかを整理した
マイホームと一口に言っても、種類が多すぎてびっくりしました。
調べて出てきたのはこの4つ。
- 新築建売住宅:すでに完成済み or 間取りが決まった状態で販売されている新築の家
- 新築注文住宅:土地を買ってから、間取りや仕様を一から決めて建てる家
- 中古戸建て:すでに建っている家をリフォーム前提で購入
- 中古マンション:立地が良いことが多く、価格も抑えめな物件が多い
「どれが一番いいか」は、結局家族の価値観とライフスタイル次第なんですよね。
そこでまず、夫婦でお互いの希望を整理してみました。
夫婦で出した「家選びの希望リスト」
以下は当時、私たちが出したざっくりとした希望条件です。
- 子育てしやすい戸建てが理想(将来のことを考えて)
- 間取りにはある程度こだわりたい(収納と動線重視)
- 立地は駅から徒歩20分以内。静かな住宅街希望
- 予算は○○万円台に収めたい
- できれば新築がいいけど、中古でもリフォーム済みならOK
この時点では、新築建売 or 注文住宅 or リフォーム済みの中古戸建てが候補に残りました。
(マンションは管理費や駐車場代がかかること、音の問題などから早々に除外)
注文住宅に惹かれるも、現実の壁
「せっかく買うなら注文住宅でしょ!」
というのは、最初に盛り上がった私の主張(笑)。
間取りも内装も、すべて自分たち好みにできるという魅力に惹かれました。
でも、いざ資料請求してみると――
- 土地探しに時間がかかる
- 土地+建物で予算オーバーになることが多い
- 引き渡しまでの期間が長い(半年~1年超えも)
という現実に直面。
特に、希望エリアで良い土地がなかなか出ないことがネックでした。
私たちの予算内で土地を見つけるのはかなり厳しく、「これは時間との戦いになるな」と判断。
この時点で注文住宅は一旦保留に。
中古戸建てにも心が揺れる…が、リフォーム費が意外と高い!
次に注目したのが中古戸建て。
築10~15年くらいのもので、外観がきれいなものも多く、価格も手頃。
「リフォームすれば快適に暮らせそうだし、アリかも?」と思って何件か見学に行きました。
でも、実際に見てみると――
- 間取りが昔の仕様で動線が悪い
- 水回りの劣化が進んでいてフルリフォーム前提
- シロアリや断熱材の劣化など、見えないリスクがある
という問題点もちらほら。
リフォーム費用の見積もりを取ったら、想定より100〜200万円ほど高くなるケースもあり、
「これなら最初から新築を買ったほうが安心かも…」と方向転換しました。
建売住宅という“ちょうどよさ”
結果的に、私たちが最終的に前向きに検討するようになったのが新築建売住宅でした。
建売と聞くと「同じような家ばかり」「自由度がない」というネガティブなイメージもありましたが、
最近の建売は内装や設備がかなり洗練されているんです。
- ある程度の間取りの工夫がされていて、生活動線も悪くない
- すでに完成しているので、現物を見て判断できる
- 入居までの期間が短い(契約から1〜2ヶ月で引っ越しも可能)
- 建物・土地込みで予算内に収まりやすい
「自分たちがこだわりたいポイント(立地・日当たり・収納の数)」にだけ絞って条件を見ていくと、
ちょうどよい物件がいくつか見つかりました。
まとめ:迷ったからこそ、自分たちの“軸”が見えた
いろんな種類の住宅を見て、たくさん迷ったからこそ、
「自分たちはどんな暮らしをしたいのか」「何にお金をかけるべきか」
という“家選びの軸”が少しずつ明確になっていきました。
今すぐ決めなくても、情報収集をしながら、現地を見に行ってみる。
自分たちに合った家のカタチは、頭の中ではなく、実際に動く中で見えてくるものだと思います。
家選びの第一歩は、“選択肢を知ること”から。
そして、悩むこと自体が、理想のマイホームへの大事なプロセスなんだと実感しました。
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